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SUSTAINABILITY

サステナビリティへの取り組み

SUMMARY

概 要

昨今、我が国の政府関係機関や国内外のエネルギー関連企業において、サステナブルな社会の実現に向けた様々な取り組みが進められています。


我々日本マントル・クエストでは、これまでに各関係機関から様々なご依頼をいただき、各種プロジェクトに貢献して参りました。

 

このページでは、それらのプロジェクトの内容に加え、本社およびちきゅうの取り組みも併せてご紹介します。

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METHANE HYDRATE

1. メタンハイドレート開発

メタンハイドレートは、天然ガスの主成分でエネルギー資源である「メタンガス」が水分子と結びついてできている氷状の物質で、「燃える氷」とも呼ばれています。メタンハイドレートの燃焼時に排出されるCO2の量は、石油や石炭の燃焼時よりも約30%ほど少なく、石油や石炭に変わるクリーンなエネルギー資源として期待されています。


日本の周辺海域に大量に存在していると言われているこのメタンハイドレートですが、その形状や存在する場所のなどの様々な制約により、地表に取り出してエネルギー資源として活用するには新しい技術が必要となります。


経済産業省は、2001年から「メタンハイドレート開発計画」を開始し、その後、この計画の為に組織された「メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム」からのご依頼のもと、ちきゅうでは過去3度(2013年、2017年、2023年)の海上におけるガス産出試験を実施いたしました。

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LTBMS

2. 長期孔内観測システム(LTBMS)の設置

LTBMS(Long Term Borehole Monitoring System)とは、ちきゅうで掘削した孔内へ設置されたセンサー等で、長期間継続してデータ観測するためのシステムのことで、南海トラフに整備されているような海底ケーブルに接続することでリアルタイムで孔内データを観測可能なタイプや、海底に設置された孔口装置等にデータを一時的に記録させながら無人探査機を使って定期的にデータを回収するタイプがあります。


JAMSTEC殿のご依頼のもと、ちきゅうではこれまでに熊野灘、紀伊水道沖でLTBMSを設置しております。設置されたLTBMSから観測された様々なデータにより、今後、巨大地震発生の解明等が期待されています。

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RARE EARTH

3. レアアース採取

レアアースはテレビやパソコンなどのハイテク製品に使われる金属で、日本ではその供給をほぼ輸入に頼っているのが実状ですが、2018年に研究チームの調査によって日本の排他的経済水域(EEZ)である南鳥島周辺に世界需要の数百年分といわれるレアアース泥の存在が確認されました。


その後、政府関係機関によって、深海に堆積するレアアース泥の採取を可能にする技術の開発がすすめられ、2022年に完成した採鉱装置と「ちきゅう」の既存設備を一体化した採鉱システムの動作確認が行われました。


茨城県沖水深2,470m地点において実施された試験では、世界で初めての海底堆積物の採取が成功しております。今後は南鳥島沖の水深6000mのレアアース泥回収システムの完成と、レアアース泥採鉱実験が予定されており、当社としましても引き続き本プロジェクトへ貢献します。

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INITIATIVE AT CHIKYU

4. ちきゅうにおける取り組み

  • 使用済み食用油の再利用
    MQJでは、地元リサイクル業者と提携し、定期的にちきゅうから排出される使用済み食用油を業者に提供しております。
    近年、飲食店などから出る廃食油は、専門のリサイクル業者を通じて船舶のバイオ燃料等に活用されており、二酸化炭素の排出削減効果が期待できます。

     

  • 照明のLED化の推進
    LED照明には、CO2削減による環境保護やコスト削減などの導入効果に加え、発熱が少ない、有害物質を含まない、紫外線・赤外線の放出が少ないなど、従来の照明には無い数多くの特徴があります。
    ちきゅうに使用される照明についても積極的にLED化を進めています。

     

  • フードロス対策
    ちきゅう司厨部では、フードロス対策として様々な取り組みが実施されております。

    • 食材の発注量や納品後の在庫管理を徹底し、賞味期限切れによる食材廃棄を防ぐ

    • 食材の残状況及び賞味期限を常に確認し、廃棄が出ないよう計画的にメニューを考える

    • 納品時にはすぐに食品の状態を確認し、状態が悪いものはその段階で返品する

    • 2次使用食材に関してはその場で再加工し使用用途及び日数を限定して使用する

    • 賞味期限が切れそうな際は、ロスにならないよう早めに加工し消費しきれるよう工夫する

    • 賞味期限が短い食材については発注量を抑える

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INITIATIVE AT HEADQUARTERS

5. 本社における取り組み

  • フレックス制度
    働き方改革の一環として、MQJでは本社及び清水事務所においてフレックス制度を導入しております。勤務時間を自由に調整できるため、社員一人一人が各々のライフスタイルに合わせて働くことができます。 
    また、家族に関わる時間が取りやすくなり、プライベートも充実させられます。
     

  • エブリディ・カジュアル
    社員一人一人が働きやすい服装 で業務に取り組むことによって業務の効率を高めるとともに、季節や気候 に適した服装を着用することで、空調等に必要とされるエネルギーの節約により環境保護に貢献します。
     

  • その他の様々な取り組み
    ​マイカップの使用、ごみの分別、ペットボトルキャップの回収、空調管理、節電、コピー用紙の再利用、テレワークの導入、ハラスメント教育の実施など。

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